ニュージーランドからきたカシス。この一粒の中にはさまざまな自然の恵みが凝縮されています。カシスは食用の小さな果実をつける温帯性の落葉低木で、果実は黒に近い濃紫色です。ビタミンCやアントシアニンが豊富に含まれているといわれています。ニュージーランドがカシスの原産国として世界で最も有名です。なぜ、ニュージーランドなのか?まず、カシスの歴史を振り返ってみたいと思います。
カシス(Cassis)とはフランス語で、日本語ではクロスグリ(黒酸塊)、英語ではブラックカラント (Blackcurrant)といいます。カシスは、一般的にはブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーと同じ種類の果実と思われている方も多いのですが、植物学的には全く異なる分類で、ブルーベリーはツツジ科、ブラックベリーやラズベリーはバラ科、カシスはユキノシタ科の植物です。
カシスは、北欧が発祥とされています。欧州では「King of Berry(ベリーの王様)」と呼ばれており、古くから多くの効能で知られ、万能薬として珍重されてきました。フランスでは山奥に自生していたカシスを18世紀にワイン畑の一角で栽培するようになり、薬用のほかジャムや、リキュールとしても親しまれてきました。
19世紀中頃にカシスはヨーロッパ移民と共にニュージーランドへ移植されました。
ニュージーランドの冬は寒さが厳しく、夏は太陽の日差しが強いという、カシス栽培には最適な条件を備えていました。基本的に植物は、紫外線から身を守るための活動として天然の化学物質を作り出します。それが人間にとっては栄養素となります。ニュージーランドの紫外線は日本の約7倍ともいわれており、紫外線が多い分だけ栄養素が凝縮されるのです。また、ニュージーランド政府が積極的に品種改良と栽培技術開発を主導しており、ニュージーランド産カシスは現在世界最高品質として高く評価されています。
ベネシードのカシスドリンク「ジュリエット」は、ニュージーランド南島の大地で育まれたカシスの美味しさを凝縮した清涼飲料水です。当社では、健康補助食品「アクティブシード・ワン」で、ニュージーランド産カシスを使用しています。より多くの方々にこのカシスの美味しさを楽しんでいただくために、カシスドリンクとして商品化しました。
ニュージーランド産カシスは他の果実や野菜と比較し、極めて高いアントシアニンの含有量を誇っています。アントシアニンとは抗酸化物質の一種で、果実に含まれている濃い紫色の色素で、とても高い抗酸化作用があります。
米国で実施されたアントシアニン含有量の調査では、22種類の果物や野菜を比較しています。上位5種は右ページのグラフをご覧ください。カシスは、市場に出回っている果物や野菜の中では、最も高いアントシアニン含有量を示しています。
(このグラフで1位の黒ラズベリーは市場では販売されておらず、また一般に食されている赤ラズベリーとはかなりの違いがあります。赤ラズベリーのアントシアニン含有量は高くありません。)
この米国での分析方法と同様の方法で、ニュージーランドの研究所「プラント&フード・リサーチ」が、ニュージーランド産の二種のカシスのアントシアニン含有量を調べてみました。その結果、ニュージーランド産カシスには、米国での果実の調査結果を上回るアントシアニン含有量がある事が証明されました。
- 1. Source: Xianli Wu et al. 2006. Concentrations of anthocyanins in common foods in the United States and estimation of normal consumption. Journal Agricultural and Food Chemistry 54: 4069-4075
- 2. Anthocyanins in New Zealand Blackcurrants; New Zealand Institute for Plant & Food Research 2008. previously Crop and Food Research. Values are an average of 8 samples from a range of locations in New Zealand. (Anthocyanin levels may be subject to seasonal variations.)
- Note: In this study anthocyanins were analysed HPLC using cyanidin -3- glucoside as an internal standard and individual molar extinction coefficients for each anthocyanin. This method is most accurate for blackcurrants.
注記:上記グラフは生の果実レベルの比較数字です。
(情報:ニュージーランド・ブラックカラント組合ホームページより)
カシスとビルベリーには、アントシアニンがたくさん含まれており、これらと比較するとブルーベリーにはあまり含まれていません。一般的に、ビルベリーは、食品としては摂取されませんが、乾燥して粉末にし、栄養補助食品に使用されています。
現在までに、このような健康に役立つバイオアクティブ成分の含有率を、この3種類の果実で直接比較した調査はなされていませんでした。ニュージーランド国立研究所「プラント&フード・リサーチ」での調査結果は、ニュージーランド産カシスには、アントシアニン含有率が最も高いと評価されているビルベリーと同等の含有率があること、総合的な抗酸化作用については、ビルベリーやブルーベリーより優れた抗酸化力がある事を明確に証明しました。
- 1. In this study anthocyanins were analysed by HPLC using cyanidin-3- glucoside as an internal standard. This method is suitable for comparing fruits with a range of different anthocyanins, but gives lower values than compared to methods measuring each anthocyanin directly.
- 2. New Zealand Institute for Plant and Food Research (previously HortResearch) a New Zealand Crown Research Institute specialising in fruit and vegetable analytics and research.
- 3. The blackcurrant samples tested were samples randomly selected from the 2007 harvest.
注記:上記グラフは生の果実レベルの比較数字です。
(情報:ニュージーランド・ブラックカラント組合ホームページより)
ジュリエットコーヒー
カシスとコーヒーの香りが意外にもマッチ、一味違ったコーヒーをお楽しみいただけます。
材料
(1人分)
ドリップコーヒー | 1袋 |
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お湯 | 160mL |
ジュリエット | 大さじ1 |
作り方
- 1いつもと同じようにホットコーヒーを作ってください。
- 2「ジュリエット」をお好きな濃さまで入れ、よくかき混ぜてお飲みください。
ジュリエットミルクティー
カシスの香りが紅茶にマッチし、体の中からじんわり温まる飲み物になります。
材料
(2人分)
紅茶ティーバッグ | 1個 |
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「ジュリエット」 | 大さじ1 |
牛乳 | 30mL |
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砂糖 | お好みに合わせて |
作り方
- 1カップにティーバッグを入れ、カップの3分の2弱くらいまで、熱湯を注いでください。(紅茶葉から入れていただいても結構です。)
- 2ティーバッグを取り除き、大さじ1杯程度の「ジュリエット」を入れてかき混ぜてください。
- 3温かい牛乳を注いて出来上がりです。
- 4お好みに合わせて、砂糖を入れてください。
ジュリエットショコラ
市販のココアに「ジュリエット」を加えるだけで、美味しいジュリエットショコラが出来上がります。
材料
(1人分)
ココア | 20g |
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ジュリエット | 適宜 |
作り方
- 1市販のココアをお湯で溶かし、通常のココアをお作りください。
- 2「ジュリエット」をお好みに合わせて入れてお召し上がりください。
ジュリエットウーロン
甘酸っぱいカシスの味わいがウーロン茶にもぴったり合います。暑い夏にはもってこいのソフトドリンクです。
材料
(1人分)
ウーロン茶 | 適量 |
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ジュリエット | 適量 |
レモン | 輪切り一枚 |
作り方
- 1グラスに氷を入れます。
- 2適量の「ジュリエット」とウーロン茶を注ぎ、よくかき混ぜてください。
- 3最後に輪切りのレモンを浮かべ、お召し上がりください。
ジュリエットオレンジ
カシスオレンジのノンアルコール版です。お子様でも安心してお召し上がりいただけます。
材料
(1人分)
市販のオレンジジュース | グラス5分の4 |
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ジュリエット | グラス5分の1 |
氷 | 適量 |
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作り方
- 1グラスに氷を入れる。
- 2「ジュリエット」をグラスの5分の1程度入れます。
- 3上からそっとオレンジジュースを注いでください。(オレンジジュースによって、味が変わります。お好みのジュースを見つけてください。)
- 4比重が異なりますので二層に分かれます。
- 5飲むときに、しっかりと混ぜてください。
- 6炭酸オレンジでわると、ジュリエットオレンジソーダになります。
ジュリエットグレープフルーツ
「ジュリエット」のカシスの風味は、グレープフルーツとも絶妙なハーモニーを醸し出します。
材料
(1人分)
ジュリエット | グラス5分の1 |
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グレープフルーツジュース | グラス5分の4 |
氷 | 適量 |
作り方
- 1グラスに氷を入れる。
- 2「ジュリエット」をグラスの5分の1程度入れます。
- 3グレープフルーツジュースを入れ、良くかき混ぜてお召し上がりください。
ジュリエットサイダー
お子様とご一緒にジュリエットサイダーをお楽しみください。
材料
(1人分)
市販のサイダー | グラス5分の4 |
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ジュリエット | グラス5分の1 |
氷 | 適量 |
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作り方
- 1グラスに氷を入れる。
- 2「ジュリエット」をグラスの大きさに合わせて5分の1程度入れます。
- 3市販のサイダーを注ぎ、軽くかき混ぜてください。
- 4飾りにミントなどを添えると、お洒落なジュリエットサイダーが出来上がります。
ジュリエットミルク
イチゴミルクのカシス版です。2層になったジュリエットミルクをステアすることで、ピンク色のかわいい飲み物になります。お子様とご一緒にお召し上がりください。
材料
(1人分)
ジュリエット | グラス5分の1 |
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牛乳 | グラス5分の4 |
氷 | 適量 |
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作り方
- 1グラスに氷を入れる。
- 2「ジュリエット」をグラスの5分の1程度入れます。
- 3二層にするには、スプーンの背に牛乳を這わせ、そっと注いでください。
- 4お召し上がりになる時には、よく混ぜてください。
ジュリエットの量が多いと(もしくは、牛乳の量が少ないと)分離しますのでお気をつけください。
ジュリエットグレープフルーツミルク
ジュリエット、グレープフルーツ、牛乳のコラボレーションです。暑い夏には絶好のソフトドリンクです。
材料
(1人分)
ジュリエット | 適量 |
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グループフルーツジュース | 適量 |
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牛乳 | 適量 |
作り方
- 1グラスにお好きな量の「ジュリエット」を注いでください。
- 2グラスを傾けて牛乳をグラスに沿わせゆっくり注いでください。
- 3牛乳をグラス5分目位まで注ぎましたら、グレープフルーツジュースをグラスを傾けてゆっくり注いでください。
- 4三層の真ん中の層がグレープフルーツジュースですので、よくかき混ぜてお飲みください。
ジュリエットアイスクリーム
市販のバニラアイスクリームを「ジュリエット」で飾ることで、一味違ったデザートに。
材料
(1人分)
バニラアイスクリーム | 一人前 |
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ジュリエット | 大さじ1 |
作り方
- 1器にバニラアイスクリームを取り分けてください。
- 2「ジュリエット」を少量アイスクリームに振りかけることで、一味違ったカシスアイスが完成します。
ジュリエットレアチーズケーキ
市販のレアチーズケーキを「ジュリエット」で飾りつけることで、深紅の「ジュリエット」が白い生地に映え、魅惑のデザートに早変わりします。
材料
(1人分)
レアチーズケーキ | 一個 |
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ジュリエット | 大さじ1 |
作り方
- 1お皿にレアチーズケーキを置きます。
- 2「ジュリエット」を少量レアチーズケーキに振りかけることで、お洒落なチーズケーキに変身します。
ジュリエットヨーグルト
ヨーグルトと「ジュリエット」があれば、お洒落で、さわやかなジュリエットヨーグルトが出来上がります。
材料
(1人分)
ヨーグルト | 1/2カップ |
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砂糖 | 小さじ1 |
ジュリエット | 大さじ1 |
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作り方
- 1ヨーグルトと砂糖を器に入れて、よく混ぜ合わせます。
- 2混ざったところで、「ジュリエット」を加え、軽くかき回します。
- 3マーブル柄になったところでストップしてください。
- 4ハーブなどを飾り付ければ、お洒落な「ジュリエットヨーグルト」の完成です。
ジュリエットビール
ビールの苦さが苦手な方におすすめします。綺麗な赤色で、味は甘く、飲みやすいビールとなります。優雅なひと時をお楽しみください。
材料
(1人分)
ビール | グラス5分の4 |
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ジュリエット | グラス5分の1 |
作り方
- 1グラスに底から約1㎝ぐらい「ジュリエット」を入れる。
- 2そこに、ビールを注いだら出来上がり。
- 3甘いのが苦手な方は、カシスを少なめに調節してください。
ジュリエットワイン
「ジュリエット」はワインに混ぜても美味しくいただけます。特に、あまり美味しくないワインに当たったら、「ジュリエット」を混ぜることで、一瞬にして濃厚で芳醇なワインに変身します。
材料
(グラス1杯分)
赤ワイン | グラス一杯分 |
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ジュリエット | 小さじ半分~1 |
作り方
- 1ワイングラスに「ジュリエット」を香りづけ程度、少量入れます。「ジュリエット」を入れ過ぎると、別の味の飲み物になりますのでご注意ください。
- 2上から赤ワインを注いでください。
- 3白ワインでも美味しくいただけます。
焼酎のジュリエット割り
カシスで飲みやすい焼酎カクテルです。冷たくても美味しいですが、ホットもおすすめです。
材料
(1人分)
焼酎 | 40mL |
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ジュリエット | お好みに合わせて適量 |
作り方
- 1グラスに「ジュリエット」適量と焼酎を入れます。焼酎の割り合いはお好みに合わせて調整してください。
- 2レンジで40秒程度加熱してください。
- 3甘めがお好みの方には、蜂蜜等をお好みの甘さになるよう加えてください。
カシス日本酒カクテル
「ジュリエット」の甘めの日本酒カクテルはいかがでしょうか。見た目も美しく、カシスの酸味と香りで日本酒臭さが苦手な方にはおすすめです。口当たりが良いので、飲みすぎにはご注意ください。
材料
(1人分)
ジュリエット | 大さじ1 |
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日本酒(純米酒) | 50mL |
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作り方
- 1日本酒は、冷凍庫でシャーベット状になるまで冷やしておきます。
- 2グラスに「ジュリエット」を適量注ぎます。
- 3凍った日本酒を入れ、かき混ぜ、出来上がりです。
ジュリエットマッコリ
マッコリとカシスの風味が絶妙のバランスを醸し出します。甘めのお酒がお好きな方におすすめです。
材料
(1人分)
ジュリエット | 大さじ1 |
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マッコリ | 50~60mL |
作り方
- 1氷を入れたグラスに「ジュリエット」を大さじ1杯入れます。甘さはお好みに合わせて調節してください。
- 2上から、マッコリを注ぎ、混ぜるだけで出来上がりです。
ジュリエット紹興酒
「紹興酒をストレートで飲むにはチョット」という方におすすめのカクテルです。紹興酒が飲みやすくなり、苦手な方にもおすすめです。
材料
(1人分)
紹興酒 | 60mL |
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ジュリエット | 大さじ1 |
炭酸水 | 20mL |
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レモン | 1/8個 |
作り方
- 1グラスに氷を入れます。
- 2紹興酒と「ジュリエット」を注ぎ、よく混ぜます。
- 3炭酸水を注ぎ、軽く混ぜ合わせます。
- 4最後に、カットしたレモンを浮かべて出来上がり。
ジュリエットゼリー
材料
(約5人分)
ジュリエット | 80mL |
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水 | 420mL |
ゼラチン | 10g |
作り方
- 1水と「ジュリエット」を鍋に入れて沸かします。
- 2そこに氷水でもどしたゼラチンを入れます。
- 3ゼラチンが溶けたら、お好みの容器に入れて冷蔵庫で冷やし固めて出来上がり。
ジュリエットの香るヴィネグレットソース
(オマール海老のサラダ仕立てなどに)
材料
りんご | 40g |
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人参 | 25g |
玉葱 | 15g |
米酢 | 40mL |
醤油(濃口) | 10mL |
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サラダ油 | 120mL |
ジュリエット | 40mL |
作り方
- 1サラダ油以外の材料をミキサーで撹拌してください。
- 2すべての材料がピューレ状になったら少しずつサラダ油を入れて再びミキサーで撹拌していきます。
- 3仕上げに、塩、こしょうで味を整えて出来上がりです。
ジュリエットとブラッドオレンジのソース
(フォアグラのポワレなどに)
材料
赤ワイン | 150mL |
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ブラッドオレンジジュース | 150mL |
ジュリエット | 40mL |
蜂蜜 | 15g |
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グラニュー糖 | 5g |
ミント | 3枚 |
レモン | 1/8ケ |
作り方
- 1上記の材料をすべてポットに入れて一晩冷蔵庫に冷やしておきます。
- 21の液体を鍋に入れて中火で煮詰めていきます。
- 3約1/5ぐらいの量になるまで煮詰めたら、同量のバターを入れてゆっくり混ぜながら溶かしていきます。
- 4仕上げに、塩、こしょうで味を整えて出来上がりです。
ジュリエットとビーツのソース(ホタテのグリルなどに)
材料
ビーツのピューレ | |
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ビーツ | 1個 |
白ワインビネガー | 少々 |
グラニュー糖 | 少々 |
ジュリエット | お好みの量 |
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ヴァージンオイル | 少々 |
作り方
- 1まず、ビーツのピューレを作ります。ビーツがつかるぐらいのたっぷりのお湯に白ワインビネガーとグラニュー糖を少量入れ、ボイルします。
- 2ビーツに串がすっと刺さるくらいに火が通ったら、取り上げ、熱いうちに皮を剥きます。
- 3剥いたビーツを一口サイズにカットし、ミキサーに入れ、湯がいたお湯でピューレ状に撹拌します。(お好みの濃度に)
- 4ビーツのピューレにお好みの量の「ジュリエット」を入れて甘みをつけていきます。
- 5仕上げに、塩、こしょう、ヴァージンオイルで味を整えて出来上がりです。
ジュリエットソース
(鴨胸肉のロティなどに)
材料
エシャロット | 30g |
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オリーブオイル | 20mL |
赤ワイン | 120mL |
ジュリエット | 40mL |
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フォン・ド・ボー | 350mL |
作り方
- 1オリーブオイルでエシャロットがしんなりするまで焦げ目がつかないように炒めます。
- 2赤ワインと「ジュリエット」を入れ、しっかり炒めます。
- 3そこにフォン・ド・ボーを入れて少し煮詰めます。
- 4仕上げに、バター、塩、こしょうで味を整え出来上がりです。